日本の葬儀は、欧米諸国と比べて圧倒的に火葬が多く、現在ではほぼ100%です。
日本で火葬が義務付けられるようになったのは明治時代と古く、それに伴い火葬場も急速に建設されるようになりました。
《火葬場にも種類がある》
実は、火葬の方式にも種類があることをご存知でしたか?
現在の火葬場では「ロストル式」と「台車式」を採用している火葬場がほとんどです。
ロストル式は、棺の下に格子を敷き焼却する方法です。
焼却時間が短く、火葬場にとってコストが抑えられるという利点があります。
お骨は格子の下にある骨受け皿に落ちる仕組みになっており、骨が崩れてしまうというデメリットがご遺族にあります。
台車式は文字通り、台車の上に棺を置いて焼却する方法です。
台車ごと焼却するため、お骨をそのままの状態で残すことができ、衛生面や不完全燃焼のリスクが少なく、現在では大半の火葬場が台車式を採用しています。
《千葉に火葬場はいくつある?》
現在、千葉県内には28カ所の火葬場があります。
全て公営で管理されており、市や複数の自治体が共同で運営しています。
千葉市や船橋市をはじめとした千葉県内の大きな市にはひとつ、町村では近隣で葬儀が行える範囲にひとつあると考えてよいでしょう。
気になる料金ですが、故人のお住まいの市であれば無料~1万円程度で利用できますが、他市町村の利用だと5倍以上料金が跳ね上がります。
このため、千葉で葬儀を行うには料金の面から住む自治体の火葬場で行うのがよいとされる理由のひとつです。