葬儀になくてはならない「棺」に関するあれこれ

葬儀で故人を見送るためになくてはならないものが「棺」です。

ここでは、知っているようで実は奥深い棺について説明します。

《棺の種類》

棺は、ご遺体を納める木製の箱のことを指します。

火葬には必ず棺に入った状態で焼香されることが義務付けられています。

木箱のようなシンプルなものを想像する人も多いですが、最近の棺は表面を布で覆い刺繍が施された布棺(ぬのかん)や、桐に彫刻を施した彫刻棺、蓋の上半分が外れたりアクリル板で覆うことのできるものもあります。

素材も環境問題を考え、最近は段ボールや間伐材を使った棺もあります。

価格は1万円代の安価なものから、100万円を超えるものもありますので、予算や故人の好みに合わせて選びましょう。

《棺に入れていいもの、ダメなもの》

出棺の際、故人が生前好きだったものや花を棺に入れて火葬することができます。

燃えやすいものは当然入れて構いませんので、故人へのお手紙や生前お気に入りの服やお菓子・タバコなどはOKとされています。

入れてはいけないものの代表例はメガネです。

燃えない金属が使われているのもそうですが、レンズが溶けてしまいお骨や火葬炉を損傷してしまうおそれがあるからです。

紙類であっても燃え残りやすい「分厚い本」もNGとされています。

金属や瓶が使われているお酒やビールもNGです。

そして、意外と入れてしまいがちなのがご家族や友人の写真です。

生きている人が故人と一緒に連れてゆかれるという言い伝えがあり、良くないとされています。

常識の範囲内で故人を見送れるものを入れましょう。